林檎をかじると血が出ませんか?

遥か昔、このような歯磨き粉のテレビCMがあったことを思い出した。

 

皮を剥かずに丸々1個の林檎をかじったことにより、初めて歯茎から血が出た人が居たならば、子供であれ大人であれ、さぞ驚きであろう。

 

「林檎は皮を剥かないまま丸かじりして下さい」とお勧めする気は無い。但し林檎は食物アレルギー特定原材料等27品目の1つである故に、林檎によっては皮を剥いてから口に入れたほうが良いかもしれない。最近、アレルギー、その他の表示義務の関係で、小売店は商品を売る為のハードルが高くなってしまった。

 

このような状況下、スーパーマーケットの果物売場において、陳列された林檎の前に次のようなポップを掲示したならば、売れ行きに影響があるだろうか…。

 

「林檎をかじると血が出るかもしれません。」

 

このポップ、普通のお客様ならば真に受けるであろう。もしかしたら、林檎の売れ行きが思わしくない方向へ向かうかもしれない。

思わしくない方向へ向かうとなれば、さぞかし店の店長はご立腹に成られるであろう。ところで、林檎の売れ行きが好調になるだろうと前向きな考えに及ぶ方は何れくらい居るであろうか…。

 

物事とは考え方ひとつ次第でどうにでもなる。自分で手応えを感じ、適切な方向へ結果を導くのだ。

 

そうは言えど、歯茎から出血の恐れがある人は林檎を買わない。そもそも丸ごと1個の林檎に手を出したがらないだろう。それに態々林檎を擦りおろしてまで食べたいと思うだろうか…。

 

むしろ林檎は食べやすいように予め皮を剥き、カットされた状態で容器に入って売られているものを購入したほうが楽である。

カットフルーツが底々売れている背景には、包丁で林檎の皮を剥くことが出来ない人が増えている。または包丁が使えても林檎の皮を剥くのが面倒などという個人の事情があるのかもしれない。

 

イヴ:「林檎は食べる直前に皮を剥いたほうが美味しいけれど、それより優先したいことがあるかも…。」

 

筆者:「イヴさまの仰せのとおりに御座います。お気のままにどうぞ。」

 

イヴ:「(^q^)モグモグ」

 

筆者:「┐(-.-)┌」

 


『林檎をかじると血が出るかもしれません。』

 

この様に林檎の購入意欲を削ぐようなポップでは商売あがったりではないか? そんなことはない。このポップの意図は皮付の林檎を食べても出血の恐れがない人に対し、林檎の購入を促すことである。更に出血の恐れがある人にもカットフルーツ、林檎ジュース、林檎のスイーツなどと購入に結び付く為の意欲喚起にもなる。

 

「林檎をかじると血が出るかもしれません。」

 

このような注意書の看板を林檎の木の前に立て掛けたとしよう。果たして“アダムとイヴ”の二人に効果があっだろうか? 恐らく、その効果は薄いと思う。薄いどころか無いに等しい。むしろ林檎をかじる時期が早まったかもしれない。それも良しとしよう。

 

林檎をかじるならば、健康な歯が揃っているお若い年頃のうちが良かろう。何故ならば、杖を突いたアダムとイヴも存在するからだ。林檎を齧る齧らないの決断は自己責任でご判断ねがいたいと思う。

 

筆者は“アダムとイヴ”の話しを引き合いに出し、色々と仮説を立てるのが好きである。そして、その根拠は何処にあるだろうか…などと模索をして、裏付けを取るのが楽しい。

 

「林檎をかじると血が出ませんか?」

 

人へ尋ねる前に、まず自分で答えを出してみよう。そして何故、その結果が出たのかを原理的に考えることである。

イヴ:「木に美味しそうな林檎が実ってる。(´∀`*)ウフフ…」

 

蛇さん:「お邪魔します。よろしければ林檎をお手に取ってご覧ください。」

 

イヴ:「かじりませんよ。手に取って見るだけです。」

 

蛇さん:「それは何故かな…。」

 

イヴ:「アダムさんから“林檎をかじると血が出るから食べてはいけない”と言われてるので…。」

 

蛇さん:「アダムさんとは、席を外していらっしゃるお連れ様のことですね。」

 

イヴ:「手に取って見ると美味しそうな林檎ですね。(´∀`*)σ」

 

蛇さん:「美味しいですよ。」

 

イヴ:「食べたことあるんですか?」

 

蛇さん:「ありますよ。」

 

イヴ:「林檎をかじると血が出ませんか?」

 

蛇さん:「血は出ませんでした。私は林檎を丸ごと呑み込んだだけですから…。」

 

イヴ:「林檎をかじると血が出ませんか?」

 

蛇さん:「判りません。でも林檎は美味しかったです。」

 

イヴ:「 (*´з`)σ」

 

蛇さん:「よろしければ林檎の香りだけもどうぞ。」

 

イヴ:「林檎をかじると血が出ませんか?」

 

蛇さん:「判りません。何故、血が出るのかを自分自身で思慮深く考えて下さい。」

 

イヴ:「その必要はありません。(^q^)モグモグ」

 

蛇さん:「┐(-.-)┌」

 

イヴ:「(席に戻って来たアダムに対し)アダムさんも林檎をどうぞ。(^。^)yσ」

 

アダムさん:「遠慮します。イヴさんがかじった林檎を私に勧めるのですか? (--)」

 

イヴ:「 (;・ω・;) 」

 

アダムさん:「それに禁断の林檎をかじりましたね。 (--〆)」

 

イヴ:「 (;・ω・;)/ 一口だけです。 」

 

アダムさん:「ダメなものはダメです。 ~~~\(--〆) サヨナラ…。」

 

イヴ:「 (´・-・` ) 」